曲紹介

__69年作品。ヴォーカルとピアノが中心。私にとっては、ローラ・ニーロのアルバムを聴くのは、このCDが1枚目でした。ラジオで知って、すぐに町へ出かけて駅ビルのCD屋で探したら、これだけがあったのです。ジャケットはモノクロで、洗練された音楽を象徴しています。

1曲目:ユー・ドント・ラヴ・ミー・ホエン・アイ・クライ

"You Don't Love Me When I Cry"

__初めてCDから聴いたとき、衝撃的でした。心の叫びが胸に突き刺さるような気がしました。もし、私がピアノを弾けたなら、この曲を弾き語りしてみたいです。中年男がそれをやったら格好悪いだろ、ええ、そんなことは百も承知です。誰に聴かせるわけでなく、ただ自分独りのために、この曲を弾き語りしてみたいのです。

2曲目:暗い朝のキャプテン 

"Captain for Dark Mornings" 

3曲目:トム・キャット・グッドバイ

"Tom Cat Goodbye"

__最後にそこまでするか?の大絶唱。

4曲目:マーシー・オン・ブロードウェイ

"Mercy on Broadway"

5曲目:セイブ・ザ・カントリー(国を救え)

"Save the Country"

__非常に親しみやすく、かつメッセージ性をもった曲。曲を盛り上げていくのがうまいなあと感心させられます。

6曲目:ギブソム・ストリート

"Gibsom Street"

__落ち着いた中にも情熱があり、音楽的には一番気に入っています。

7曲目:タイム・アンド・ラヴ

"Time and Love"

__はりつめたこのアルバムの中では親しみやすい曲。

8曲目:マン・フー・センズ・ミー・ホーム

"The Man Who Sends Me Home"

9曲目:スウィート・ラヴィン・ベイビー

"Sweet Lovin’ Baby"

10曲目:キャプテン・セント・ルーシファー

"Captain St. Lucifer"

__明るく、活きがよく、聴く人を幸せにしてくれる曲。これもMamaに呼びかけている歌です。1枚目の8曲目もMamaに呼びかけている曲です。ローラの詩でよく出てくるものと いったら他にはDevilですね。

11曲目:ニューヨーク・テンダベリー

"New York Tendaberry"

__1枚目や2枚目のエンディングとは異なり、心が洗われるような、しっとり した終わり方です。ただし日本の住宅事情からしますと、最後は聞こえません。

_このアルバムは、ローラ・ニーロ フリークなら必聴の位置づけです。ただし、私自身はその後、ほとんど聴かないアルバムになってしまいました。ヴォーカルのピッチがちょっと不正確な箇所が多いのと、ある程度、いや、かなりの心づもりをしなければ聴けないという特殊性があるからだと思います。

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